1995年のデビュー・アルバム『イマジン』以来、リーは26枚のアルバムを含む目覚ましいキャリアをスタートさせた。パワフルなヴォーカリストとしてミュージシャン仲間から絶賛され、楽器と対等に歌い上げるリーの即興的な才能と衝撃的なパフォーマンスは、世界中のファンを魅了した。2001年の日産ステージアのCMで彼女が歌った「We Will Rock You」は、彼女をメインストリームに押し上げ、続くアルバム『Voices』は25万枚を超える大ヒットとなった。また「日本ジャズメン読者人気投票」の女性ボーカリスト部門で13年連続首位を獲得。2003年には「アルバム・オブ・ザ・イヤー」「ジャズマン・オブ・ザ・イヤー」「トップ・フィメール・ヴォーカリスト賞」の3冠を達成。
彼女の人気は日本だけにとどまらず、香港、台湾、韓国にも熱狂的なファンがいる。2015年に発表したアルバム『LOVE XX』では、伝説の歌手Billie Holidayと事実上のデュエットを果たしている。最近では、デビュー25周年記念アルバム『Keiko Lee Live at Jazz in Lovely』(2020年)と4枚目のベスト盤『Voices IV』(2022年)をリリースした。
バンドメンバー
高橋佑成(ピアノ)
無限の音楽的スピリットを持つ若き才能、高橋佑成。若くしてジャズに魅せられ、日野皓正や世田谷ドリーム・ジャズ・バンドなど著名なミュージシャンとの共演を経て、独自に腕を磨いた。自身のユニット「秘密基地」や世田谷トリオ、m°feなど、さまざまな形態で演奏し、枠にとらわれないクリエイティブな活動を展開している。その多彩な才能と芸術性は、見る者を魅了する。